2021_1204

単著校了から今日で1年。

その時は、「《何者か》になる」など、資本主義がこの世のすべてをマネタイズするための常套句だ、わたしは「書き手」になんてならへんし書くために生きるなどまっぴらだ、と決め込んでいたが、刊行後、思いもしないほどの反響、お叱り、お褒めの言葉をいただくうちに考えが変わってきた。

この名前は「文筆家」にあげよう。具合がわるくなったら他の名前で生きたらいいのだし、本名は別にあるのだし。

「文筆家」として、自分に出来る限りのことをやっていこう。

そういう決心がついた1年だった。