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2021_1222

たとえ多数決に勝てなくとも、普遍性の底から鈍く光るものをつかまえることはできる、とわかったときは、本当にうれしかった。

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自信というのは、勇気を出して自ら選び取るものなのではないか。

「自分を信じる」というのを、この歳で生まれてはじめて一生懸命やってみようかと思う。今まで、自分を疑うことばかり得手だったので。

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小さなことをその言葉尻まで忘れず、いつまでも未練がましいのも、ボヤボヤしておかしなことに巻き込まれてしまう隙があるのも、「社会人」として、ながらく自分の中で忌まわしいことであった。

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単著校了から今日で1年。

その時は、「《何者か》になる」など、資本主義がこの世のすべてをマネタイズするための常套句だ、わたしは「書き手」になんてならへんし書くために生きるなどまっぴらだ、と決め込んでいたが、刊行後、思いもしないほどの反響、お叱り、お褒めの言葉をいただくうちに考えが変わってきた。

この名前は「文筆家」にあげよう。具合がわるくなったら他の名前で生きたらいいのだし、本名は別にあるのだし。

「文筆家」として、自分に出来る限りのことをやっていこう。

そういう決心がついた1年だった。